今この記事を読まれているなら、ダイエット中、もしくはダイエットが気になっている方だと思います。
私は現在、ストレスなくダイエットと行い、体型を維持していますが、このダイエット方法で痩せた!と紹介できるものはありません。
厳密にいうと、さまざまなダイエット方法に取り組んだことで、痩せるどころか太ったといった方が正しいと今は思います。
そう、私はダイエット法を止めてやせた一人です。
数々の体験から、ダイエットを成功させるには、方法ではない、ということがわかったので、今日はそちらについて書きたいと思います。
私が言っている「方法」とは、なんなのか。
巷で売られているダイエット本、ダイエットの特集番組の情報、ダイエット業界の専門家が言っていること
大抵の方が、痩せようと思ったときに選ぶのは、巷にあるれているこれらの情報のどれかだと思います。
その方法を選ぶのかは、人それぞれですが、ほとんどの場合、食事×運動という取り組み方ではないでしょうか。
ですが、「食事×運動のダイエット」は、食べる事が好きな人にとって、「とても難しくつらいものへの挑戦」となるものだと思います。
私はダイエットにおいて一番怖いことが「反動」だと考えています。
あとでお話しますが、この「とても難しくつらいもの」という感情を抱くことが、ダイエット成功のハードルを最大限に上げていくということが分かりました。
※これから読み進めるにあたり、すでに自分で選んだ方法でダイエットがどうしてもやりたいという方は、少し刺激的な内容になっているかもしれません。
私が痩せて、体型をキープしていることについては、1つの事例にすぎませんが…、同じ方法で(方法に着目しない方法、または考え方といった方がわかりやすいかもしれません)で痩せて体型を維持されているお客様が多いため、これからお話しすることは、知っていて損のない内容だと思います。
はじめにダイエットの方法について考えてもらいたいことがあります。
みなさんは、「ダイエットを頑張れば頑張るほど、失敗からの挫折を繰り返し、ダイエット当初よりも太ってしまう」といったことはありませんか。
私はまさしくそうでした。
あるデータでは「ダイエット本を購入したり、ジムに通ったりとダイエットという行動をされた方で痩せることに成功をした方はほんのわずかであり、95%の方が失敗する」と言われています。
これだけの本が販売され、そのほかにはテレビでのダイエット特集、スポーツジムの多様化、とダイエットができる環境は整っているのに、ダイエット難民が増えていくのはおかしいと思いませんか。
実は、ダイエットに失敗するのは、努力が足りないのではなく、そしてあなたが選んだダイエット方法が間違っていたというこことではありません。
原因は他にあるのですが、本題はのちほどで、一先ず、私がどんな経緯でダイエットを成功させたのかを紹介させてください。
私のダイエット年表
私が取り組んだのが、本で見つけた基礎代謝をあげる運動と食事のダイエット方法です。
基礎代謝をあげることはダイエットにおいて非常に効果的だということは科学的にも立証されています。
間違っていません。
当時の私は、私は本に書いているように、基礎代謝をあげるためにジムで筋トレを頑張ります。
通勤では消費エネルギーを増やすために階段を使うようにして、自宅でも腹筋に励みます。
食事は、甘いものや白ご飯などを断ち、タンパク質をたくさんとります。
そうすると消費カロリーが増え、摂取カロリーがへるのでもちろん痩せます。
そして、うれしいことに基礎代謝も上がります。
痩せたし、基礎代謝もあがったしとてもうれしい気分になります。
とここまでは一見効率的なダイエットですが、実は続きがあり、私は最終的には前より多く食べることになり太ってしまうのです。
その時の私の体は、みごと基礎代謝があがり痩せやすい体へと変化していきますが、それと同時にエネルギーをたくさん使うようになります。
すると当然ですが、おなかが減りやすくなります。
体がエネルギーになる食べ物を欲します。
すぐにエネルギーになるものは炭水化物なので、体は「炭水化物がほしい」と訴えます。
私は、糖質が太ると、本に書いてあったので、食べないように意志でコントロールして乗り切ります。
果たして、この生活はいつまで続くでしょうか。
私は自分の体の欲求や、本能に逆らうだけの強い精神力はありません。
2か月目には、無理な運動や食事制限をするモチベーションもだんだん薄れていき、いつのまにか運動の頻度も減っていきました。
といった結果、摂取カロリーが上回り、最終的にダイエット前よりも太ってしまったのです。
これが初めに話した「反動」です。
何度もダイエット方法を試している私には、いつものパターンとってもいいでしょう。
それでは私がなぜ、リバウンドしてしまったのか検証してみましょう。
基礎代謝や運動量が増えたことで、食べる量も増えるのも当然なのですが、当時の私は全くそのことを全く気づいていませんでした。
ダイエット中の私は、運動前にプロテインバーなどの健康補助食品をおなかにいれます。
運動後、タンパク質を摂るためプロテインを飲みます。
家に帰るころには仕事とトレーニングでおなががペコペコ「今だったらなんでもたべられそう」と一気にかきこみます。
食べたい欲求がみたされた満足感と、1日の疲労感ですぐに寝ます。
さらには、運動しているからという理由で1日1回はご褒美だと甘いものを食べるという習慣ができました。
炭水化物を控えているからという理由で、お肉やチーズをたくさん食べるという習慣ができました。
3食以外に間食を1日2,3回して、タンパク質もとりすぎています。
絶対的な定義として摂取カロリーが消費カロリーより多くなると太るので、この生活を続けると太ります。
頑張ったのにも関わらず、食べる量が増えているなんて、非効率だとおもいませんか。
それも自分が食べたい物は食べられていないのにです。
本に書いてあることを完璧にできていたら痩せられるじゃない、といわれればそうです。
ですが、あなたは完璧にできる自信はありますでしょうか。
人それぞれイフスタイルや性格が違うので、本と全く同じようにするのはむずかしいと私は思います。
巷で売られている本は、万人受けを狙って作られたものなので、そのやり方がはまらなければ、痩せない・続けられないのは当然だからです。
結局いいたいことは、そういった方法だけに頼ると、いつかは反動がきて挫折してしまうこということ。
そうならないために至った最終結論、
方法に頼り切るのではなく、「自分で考える力」が必要だということ。
- 結局のところ痩せるためには、自分で考えるしかないのです。
- 「痩せないのははぜなのか、いつ余分にたべてしまっているのか」を把握しないといけません。
- すると「どうすればそれをしなくて済むのか」の課題がみつかます。
- そして、それをしない選択をしていく。
それがあなたのダイエット方法なのです。
うまくいかない原因がどこにあるかを把握しない限り、どんなやり方を試しても成功しない、また痩せたとしても反動がきて、結局は振り出しに戻されてしまうという結果に至ってしまいます。
私の場合、新しいダイエット方法をためすことばかりに目が行き、自分の食生活について把握していなかったことがリバウンドの原因でした。
- 運動を頑張れば頑張るほど、食べてしまうこと分かったので、運動をやめました。
- すると余分に食べ過ぎる事もなくなり体重が徐々に落ちていきました。
- 運動しないといけない、甘いものを食べてはいけないなどの誘惑との闘いや、ドカ食いからの罪悪感がなくなり、ストレスを食べることで解消するという事もなくなりました。
どうでしょう、こちらの方が、より自然に近いダイエットだと思いませんか。
そしてまだ続けやすいと思いませんか。
みなさん、ダイエットを厳密にやりすぎていたり、無理していませんか。
言われているからやっている、などの、やらされているダイエットにストレスを感じていませんか。
窮屈な状態では必ず反動がきてしまいます。
私は、「自然で自発的なもの」でないと、何事も続かないと思っています。
ダイエットにおいては特にそうだと思っています。
方法を試してみる事が悪いとはいいません。
もちろんそれで成功して痩せるという人もいます。
ただそれは、ごまんとあるダイエット方法の中から、合うものが奇跡的にみつかったケースで、まるで宝くじにあたるような話です。
当たらなければ、当たるまで挑戦しましょう、という次元の話なのです。
方法はあくまで方法で、それは万人受けの物を受け止め、反動がくるというデメリットがあることを頭においておきましょう。
私のように失敗を繰り返して悩んでいるのであれば、
一度立ち止まって「どうしたらよいのか」を考え直すいい機会なのかもしれません。
失敗した自分と向き合ってみると、「だから痩せなかったのか」というのが必ずみつかります。
そして、次はそれを解決していくことだけに取り組めばいいのです。
そこから再スタートしても遅くはないです。
敢えてまた新しいダイエット方法にお金や時間を費やす必要はありません。
自然にできてかつ自発的に取り組むには、自分で考えて、自分で決めることが大切です。
そのような選択をしていくと、ダイエットとの程よい付き合い方がわかり、成功の近道になります。
ダイエット=方法という盲目から目が覚めると、余計なストレスを抱える事もなく、悩まなくてすむようになります。
「自分で自分のやる事を決定すること」これこそが、ダイエットの成功の大きな一歩でありかつ幸せなことだと思います。